ファルマコムビジョン Q&A

「薬、介護だけでなく、
健康予防管理を普及させ、
より健康で元気な生活者を増やし、
活力ある地域をつくる」

ファルマコム株式会社 代表取締役上原 靖洋

当社は、鹿児島市内の調剤薬局で3%のシェアがありますが、鹿児島市民全体の方にはほとんど知られていません。これからは、ゆうゆう薬局は、こんな時に頼りになる、利用しているとこんな良いことがあるをみんなでつくっていきます。市内シェアは3%と低いですが、市内で最も大きな調剤グループの一つになります。私たちが、薬局として地域の健康にどのように貢献できるか、これからの5年で作り上げていきます。そして、こんなときはゆうゆう薬局で相談しよう、ゆうゆう薬局を利用しているから自分は健康で元気な生活を送れていると市民に喜んでもらえる薬局グループになります。

超高齢社会、少子化にともなう国家財政のひっ迫から、保険制度の抜本的な改革が差し迫っています。世界でも極めて恵まれた、容易に受診できる環境は、今後大きく変わっていきます。最近では、うがい薬の単独処方ができなくなり、パップ剤の処方枚数が制限されるようになりました。さらに、生活習慣病の治療薬を保険適応から外していく議論がされており、保険医療に頼りすぎることが難しくなっていきます。保険利用が制限され、国民が医療を受けるための経済的負担が重くなり、生活習慣病をはじめとする不摂生がまねく病気での自己責任が大きくなっていきます。そのよう状況でファルマコムは、健康の啓蒙と病気にならないための支援や管理をしていきます。健康の予防と管理で、より健康で、元気な生活者を増やして、保険に頼らない活力ある社会をつくっていきます。60歳になっても生活習慣病に関する薬を飲んでいない、85歳になっても介護なしで自立した生活を悠々自適に送れる方がたくさんいる地域社会をファルマコムがつくっていきます。

健康予防は、食事と運動が基本となります。定期的な検査も健康状態を確認するために重要です。つい乱れてしまう食生活は常に注意していくことが必要です。病気に縁がないと思っている方へ、生活習慣の隙間に少しずつ入ってくる怖い病気があることを伝えます。早くから気をつけることで、ほとんどが防ぐことができること、そのために、食生活でどのようなことに気を付けるべきか、どの程度の運動をしないといけないのか、そのための目標と方法を示し、実施状況と成果を一緒に管理していきます。食生活の改善を無理なく続ける、運動を楽しく続けていく意欲を維持するために、目標に対する進捗を確認し、工夫の提案をしながら励ましていきます。運動は、誰かが応援してくれると、また目標があると意欲がわいてきます。それぞれの人にあった適切な目標を立て、実施の状況を管理してくれる役割を私たちが担います。

検査は、食生活改善や運動の効果を確認するだけでなく、隠れた病気を早期に発見するために重要です。生活習慣病にはどのようなものがあるか、注意しなくてはならない年齢などを知ってもらうこと、定期的な検査をする必要性を啓蒙していきます。とくに検査の機会がすくない未就業主婦の検査の機会を提供します。

介護で蓄積された予防に関する情報を薬局でも発信していきます。認知症にならないための運動、コミュニケーションしやすい環境づくり、身体機能が低下しないための運動の機会、嚥下咀嚼機能が低下している人の食事の工夫。必要があれば、ゆうゆうクラブの質の高い介護サービスを提供していきます。

10店舗ある薬局を5年で15店舗、10年以内に20店舗へ。将来は、ゆうゆう薬局の存在、サービスが認知される鹿児島市店舗数シェア1割30店舗を目指します。

健康予防管理のサービスを通して、薬局の立地する500m圏内生活者の定期健診の実施率を上げ、生活習慣病の薬物治療をしている人、要介護者を減らしていきます。会社の規模よりも、薬局の立地する地域への貢献度を重視します。

門前外処方せん取り扱い枚数で業界ナンバーワン(1店舗月200枚)を目指します。

「ゆうゆう薬局を利用している〇〇さんは、若くてイキイキしているよね。」、「ゆうゆう薬局を利用すると日々の生活に張りがでてくる。」、「ゆうゆう薬局の○○さんが応援しているから、検査値が良くなった、もっと頑張ろう。」と地域の方を元気にします。

積極的に健康予防をする方、元気な高齢者を増やして医療費を浪費しない社会へ導きます。ゆうゆう薬局の健康予防のサービスを多くの市民に知ってもらい利用してもらい、私たちの取り組みが地域を活性化することを実証して、他の薬局も追随してくれる環境になればと思います。市民だけでなく、保険、行政からも喜ばれる方向に導いていきます。

調剤薬局が、処方箋応需やOTCの販売だけでなく、病気にならない活動することで、お薬を減らすことに貢献していること。薬剤師だけでなく事務スタッフも一緒になり食事や運動の指導にかかわる体制を構築して、収益も確保できていることで業界の常識を変えたいです。

仕事に対する厳しさ、人に対するやさしさ、新しいことにチャレンジする好奇心と努力、人の協力を引き出す勇気と謙虚さを持つ人間に成長してほしいです。

薬剤師は、患者さんなどの生活での問題点を把握し解決できる。事務スタッフは、薬、病気の話であっても躊躇せず生活者とコミュニケーションをとり、健康予防の支援と管理を行える。他に例のない薬局をつくるので参考にできるものは少なく、失敗を恐れず挑戦するチャレンジ精神を持つ社員がたくさん出てきてほしいと考えています。

患者さんのニーズを探し、喜ばれるサービスを追求していくとき、今までしてきた定型業務をかなり効率化しないといけない、あるいは捨てないといけない。そこまでしてでも「健康予防管理に強い会社」を目指します。新しいことに挑戦するスタッフがいるとき、他のスタッフがカバーする。スタッフ同士がそれぞれの背中を押す関係を持ってほしい。各薬局が創意工夫をして、そのなかで生まれてくるアイデアやサービスを全店で共有して、ゆうゆうブランドを確立していきます。